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離乳食でのあおさのりはいつからが良い?与える際のポイントやレシピを紹介
あおさはミネラルや食物繊維などの栄養素が豊富な海藻類の1種です。
手頃な価格で購入できる食材のため、青のりの代用品としても使用されています。
あおさはミネラル補給食材として離乳食に使用できますが、使用するポイントを押さえていないと赤ちゃんに悪影響を与える恐れもあるため注意が必要です。
当記事では、あおさの概要と青のりとの違い、離乳食材として使用する際のポイントなどを紹介します。
あおさとは
あおさとは、アオサ目のアオサ属に分類される海藻の1種です。
食用として主に使用されているあおさは、アナアオサと呼ばれています。
地域によってはヒトエグサ属のシワヒトエグサをあおさやあおさのりと呼ぶ場合もあるそうです。
あおさは海藻類のため、ミネラルや食物繊維が豊富な食材です。
青のりとの違い
あおさと青のりはよく似ていますが、両者には明確な違いがあります。あおさと青のりの違いは「分類」「香り」「栄養価」の3つです。
あおさはアオサ目のアオサ属に属していますが、青のりはアオサ目のアオノリ属に分類されている海藻で分類に違いがあります。
青のりの方があおさと比較すると香り高いのも大きな違いです。
文部科学省が公表している「日本食品標準成分表」によれば、素干しされている青のりの栄養素は100gあたり、鉄分が77mg、βカロテンは20000μgなどと豊富です。
反対にあおさは100gあたり、鉄分が5.3mg、βカロテンが2500μgのため、栄養価の高さを重視するのであれば、青のりをおすすめします。
もっと詳しくあおさについて知りたい方は、「あおさのりとは?」にて。
離乳食材としてあおさを使用する3つのポイント
青のりと比較すると栄養価が低いあおさですが、離乳食材として使用する場合、赤ちゃんにとって十分な栄養素が含まれています。
青のりよりお手軽な価格で購入できることから、青のりの代用品としてあおさが使用されることも多いです。
しかし、あおさは喉に貼り付いてむせやすい、ヨウ素の過剰摂取による赤ちゃんの悪影響を及ぼす可能性があるため、離乳食材として使用する場合は細心の注意を払わなければなりません。
ここでは、離乳食材としてあおさを使用するポイントを紹介します。
離乳食中期(生後7~8か月頃)から与えること
あおさを離乳食材として使用する場合は、離乳食中期(生後7~8か月)頃から与えるようにしましょう。
個人差がありますが、上下の前歯が2本ずつ生えてきだす時期であり、口が発達し舌で食べ物をもぐもぐと食べられるようになるため、もぐもぐ期ともいわれます。
また、食べ物へ興味がわき、食べられる食材や味が増える時期のため、子供の状態をみながら少しずつあおさを与えていくとよいでしょう。
トロトロになるまで調理する
あおさを離乳食材として使用する場合は、トロトロになるまで料理してください。
あおさは上あごや喉に貼り付きやすく、喉に貼り付いてしまうと赤ちゃんがむせる原因となる他、消化もあまりよくありません。
そのため、あおさを離乳食として与える場合は、お湯と混ぜてトロトロになるまでしっかりと調理することが大切です。
トロトロになるまで調理することで、上あごや喉に貼り付くことや消化不良を防げます。
子供用スプーンひとさじからはじめる
あおさを離乳食として与える場合、量にも気をつけなければなりません。
ミネラルを補給することができるあおさですが、量が多いとヨウ素の過剰摂取となり、筋力低下による体重減少や甲状腺腫につながる可能性があります。
そのため、あおさを与える場合は、子供用スプーンひとさじから風味付け程度にはじめて、子供の成長をみながら徐々に量を増やしていくことが大切です。
下記に時期別の目安量を記載しておりますので、あおさを与える際の参考にしてください。
- 離乳食中期(生後7~8か月頃): 約0.1g(小さじ約1/10)
- 離乳食後期(生後9~11か月頃): 約0.2g(小さじ約2/10)
- 離乳食後期(生後12~18か月頃): 約0.2g(小さじ約2/10)
食物アレルギーに注意
あおさはまれではあるものの、食物アレルギーを発症する危険があります。
はじめて離乳食に使用する場合は、少量からはじめましょう。
もし、アレルギー反応が出た場合でもすぐに病院へ行って受診できるように、病院が診察を行っている日の朝ごはんまたは昼ごはんに与えることが望ましいです。
また、生あおさを使用する場合は、エビやカニなどが付着していることがあります。
あおさのアレルギーがなくても、エビやカニなどの甲殻類アレルギーが起きる危険があるため、生あおさを使用する場合は、付着物をしっかりと取り除くようにしましょう。
下ごしらえの仕方
ここでは、生あおさを使用する場合の下ごしらえの仕方を紹介します。
エビやカニなどの付着物によるアレルギーを防ぐためにも、ポイントを押さえて、下ごしらえをしっかりとしてください。
- 汚れ・付着物をしっかりと確認しながら水洗いする
- みじん切りにしてざるに入れる
- 鍋でお湯を沸かして、ざるのまま鍋に入れて湯通しする
- 離乳食に使用するため、トロトロになるまでゆでる
- 鍋から出しさっと冷水にとる
乾燥あおさの場合は、水で洗い戻したり、水に浸けたりして柔らかくしたら、みじん切りにしてトロトロになるまで調理するとよいでしょう。
あおさの離乳食レシピ
あおさを離乳食材として使用する場合、時期ごとに与える量を意識することも大切ですが、同時にレシピも子供の成長に合わせて変化させなければなりません。
ここでは、時期別にあおさの離乳食レシピを紹介します。
離乳食中期(生後7~8か月頃)におすすめなのが、炭水化物やカルシウム、たんぱく質、鉄、ビタミン、ミネラルなどバランスよく栄養がとれるおかゆレシピです。
離乳食後期(生後9~11か月頃)におすすめなのが、あおさと豆乳を入れた卵焼きです。
離乳食後期(生後12~18か月頃)におすすめなのが、あおさせんべいです。
まとめ
あおさを離乳食に使用すれば、赤ちゃんに必要なミネラルを補給することができます。また、風味付けの効果もあるため、離乳食のバリエーションを増やすことができるでしょう。
しかし、トロトロに調理しておかないと、喉や上あごに貼り付く危険がありますし、与え過ぎるとヨウ素の過剰摂取を招くため、あおさを使用する場合は注意が必要です。
与える時期にも気をつけながら、離乳食材として上手にあおさを活用していきましょう。
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